フリマアプリで、切手や金券が定価以上で売られている理由と危険性とは?

ヤフオクやメルカリで、切手や金券類が定価以上で売られている状況ってよく目にしますよね。
しかも結構売れてます。

  • Amazonギフト券
  • JCBギフト券
  • nanacoギフト券
  • 各種切手

この4つは売れ筋商品ですよね。
これについて疑問に感じている方も多いのでは?と思ったので、

どうして定価以上で売れるのか。
上記の4つはなぜ人気なのか。
どんな危険性を孕んでいるのか。


をまとめてみました。



1.どうして定価以上で売れるの?

値段を提示して出品している以上、購入者がその値段で納得して取引していることになります。
購入したい人は以下の4種類に限定されます。

  • 期間限定ポイントの消化をしたい人
  • クーポンが余ってる人
  • マネーロンダリング目的(危険)
  • 購入した金券を現金化したい人

それぞれ見ていきます。

1-1.期間限定ポイントを消化したい人

それぞれのアプリには、期間が限定されているポイントが存在します。

ヤフオク➡期間固定Tポイント
ラクマ➡期間限定楽天スーパーポイント
メルカリ➡期間限定メルカリポイント

何もしなければ消えてしまうポイントなので、非常にもったいないですよね。
「だったらポイントが消える前に使ってしまおう!」
って方が、多少高くてもポイント分を差し引くと額面を下回る金額であれば購入する。という現象が発生します。

例:【82円切手を購入したい】
所有ポイント:120P
価格:¥150(送料込み)
150-120=30円

になるので、82円切手を30円で購入できたことになります。

1-2.クーポンが余ってる人

ポイント消化と似ていますが、こちらも期間に制限のあるものをお得に使っていこうという考えです。
ラクマではよく、「クーポン利用で額面割れ」の文言を目にします。
これはお互いWIN-WINになるので非常に良い取引ですね!

例:【JCBギフト券10000円分購入したい】
所持クーポン:5%OFF
価格:10,470円(送料込み)

10,470の5%OFFは 9,946円 ですので、こちらも無事お得になりました。

1-3.マネーロンダリング目的(危険)

マネーロンダリングとは、悪いことをして手に入れたお金を綺麗にすることを言います。
資金洗浄とも呼ばれ、主に反社会的組織が利用する方法です。
換金率の高い金券類を、そのお金で大量に購入して売却することで、最終的に別のお金が手元に残るという手法です。

そりゃもともと無かったお金ですから、高くても購入しますよね。

1-4.購入した金券を現金化したい人

現金が必要だけどまったくない…
という方が、クレジットカードのショッピング枠を現金化する目的で購入します。

※現在はクレジットカードで購入できないよう対策がされています。

金券類に限らず、高額家電を購入してそのまま売るなどの方法もあります。
支払いを先延ばしにしているだけなので、結局は損をしていますね。

リボ払い同様、返せる段取りが組めないのであれば利用しないのが一番です。
親類や友人など近しい人に頭を下げてお金を借りた方が、自分への戒めにもなるので、総合的にはプラスに働くかと思います。

2.アマギフ・JCB・nanaco・切手が人気の理由とは?

以下でご紹介するものは、換金性が高いという共通項を持っています。

2-1.Amazonギフト券(アマギフ)

「Amazonで揃わないものはない」と言われるほどの圧倒的商品数。
それらを購入できるポイントなのだから人気なのは当然ですね!

また、出品者にとっても非常に都合がいいんです。
15円~500,000円の金額を1円単位で購入できるんですが、これが強すぎる!
購入者の希望購入額にぴったり合わせられるので、需要が高くなる一方です。

その様な点から、汎用性の高さで大人気のAmazonギフト券です。

2-2.JCBギフト券

JCBギフト券の魅力は何と言っても利用可能店舗の多さと無期限というところです!
JCBのクレジットカードが使えるお店ならほぼ使用できます。
あと期限がないのはホントにすごいと思います。
期間限定ポイントを期限なしの商品券に変更できるなら、そりゃちょっと高くても取り敢えず買っちゃいます(笑)

また、券面のデザインも綺麗なので贈り物にもちょうどいいんですよね。

2-3.nanacoギフト券

nanacoの強みはなんと言っても税金や公共料金が払えるところ。
これホントに強いです(笑)
消えてしまうポイントやクーポンが絶対払わないといけない税金等に変換できるんだから、もはや買わない理由がないですよね!

いつか使うかもしれないし、他の金券は馴染みがないから切手を買おう。
という方が多い印象です。
利用期限がないのはJCBギフト券と共通していますが、使うシーンが非常に限られます。
昔は手紙でやり取りしていたことも、現在はメールやLINEが主流ですからね。

換金性は高いので、それを狙って購入する人もいそうですけど、シート単位でないとまともな換金率では取り扱ってもらえないのが現実です。

そのため、今回ご紹介した物の中ではそこまでオススメできません。
フリマアプリで発送に使うって人には超オススメですけどね!



3.金券類を購入する危険性

3-1.出品自体が禁止されている

実はヤフオク以外では、出品自体が禁止されています。
その他フリマアプリで出品されているものはすべて、運営のチェック漏れとなります。
本来ですと、出品が取り消される上、悪質と判断されるとペナルティが課されることになっています。

現在、購入者にはなんのペナルティもないですが、運営が徹底的に規制をしようと思った場合は、何かしらのペナルティを課す可能性もあります。

3-2.マネーロンダリングの可能性

これは主に出品者に関係のあることです。
高額の金券を複数出品していて、それが同じ人から複数購入された場合、マネーロンダリングの可能性もあります。
先ほどもご説明した通り、反社会的組織の資金洗浄の一環として行われることですので、知らず知らずのうちに犯罪に手を貸している可能性もあります。

また、同じように高額金券が複数売れた場合、アカウントを乗っ取られている可能性もあります。
僕も以前乗っ取りアカウントから購入されたことがありますが、悲惨でした…。
当時のことはそのうち記事にして、注意喚起する予定です!

4.最後に

お得に生活するには、フリマアプリのポイントやクーポンは欠かせないものになってきました。
しかし利用する側も、その危険性を理解して知らない内に犯罪に手を染めることのないようにしたいですね。

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